ロシア軍の40%の弾薬が北朝鮮から供給、協力が深化
ウクライナ国防省情報局のブダノフ局長は、北朝鮮とロシアの協力が深まっていると述べ、現在、ウクライナの戦場ではロシア軍の約40%の弾薬が北朝鮮から来ていると明らかにした。ブダノフは、ブルームバーグのインタビューで、北朝鮮の指導者金正恩がロシアに大量の弾薬を提供するだけでなく、弾道ミサイルや砲兵システムなどの武器を輸出していることを指摘した。また、モスクワ当局は北朝鮮に資金や技術を提供し、金正恩が国際制裁と孤立を突破する手助けをし、核兵器の開発を強化している。
彼は、ロシア軍の戦場での弾薬のうち、最大40%が北朝鮮から供給されており、過去3か月間、ウクライナの軍事情報部門は北朝鮮製の砲兵システムが原因で60%の損失を受けたと述べた。ブルームバーグはロシアが北朝鮮から武器を受け取る数値を確認することが難しいとしたが、ロシアの高官が最近北朝鮮を頻繁に訪れていることは、両国が引き続き協力を強化していることを示している。ロシアのラブロフ外相は11日に北朝鮮に到着し、3日間の訪問を開始し、これはロシアの高官が平壌を訪れた最新の事例である。また、ロシア国家安全保障会議のショイグ長官は6月に北朝鮮を訪れ、3か月間で3度目の訪問となった。
さらに、ウクライナの情報機関は最近、北朝鮮が約2.5万人から3万人の軍人をロシアに派遣する計画を立てていると述べた。
