米日フィリピンが日本近海で初の海上安全共同演習を実施

日本の海上保安庁(JCG)は13日、フィリピン海岸警備隊の多用途巡視船「マグバーヌア号」(MRRV-9701)が鹿児島港に到着し、20日に米国海岸警備隊(USCG)と共同で日本で初めて海上安全捜索救助演習を実施することを確認しました。この演習は、海事執法能力を強化することを目的としています。
「南日本新聞」と「TBS NEWS DIG」によると、約100名の乗組員を乗せた「マグバーヌア号」は、6日にフィリピンのマニラ港を出航し、12日に鹿児島港に到着した後、直ちに鹿児島海上保安部と小型艇の操作や乗船検査訓練を行いました。20日までに鹿児島湾に進出し、米日同盟国と連携して海上艦艇の火災シナリオを模擬し、三者協力による情報共有と捜索救助を実施し、作業の相互運用性を向上させます。
米日フィリピン三国の海巡船は2023年6月にマニラ湾西部で共同訓練を実施しましたが、今回が初めて日本近海で訓練を行うことになります。また、フィリピンの乗組員は上陸訪問を通じて現地の環境や設備に慣れています。今後も同様の演習が続けられ、大規模演習の常態化が期待されており、低強度やグレーゾーンでの行動に対する海上安全脅威への対応能力を強化することが目指されています。
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