アメリカが2万発のミサイルをイスラエルに供与、ゼレンスキーがウクライナの深刻な状況を警告
ウクライナのゼレンスキー大統領は、アメリカ政府が本来ウクライナに援助する予定だった2万発の対ドローンミサイルが米軍に送られることを確認し、これがウクライナがロシアのドローン攻撃に対抗する上での困難を増すことを警告した。
ゼレンスキーは、中東の情勢が高まる中で、イラン製の「シャヘド」ドローンを迎撃するために予定されていた防空ミサイルがトランプ政権によって中東の米軍に割り当てられたことについて懸念を示した。彼は、西側の同盟国に対し、防空兵器、特にアメリカ製の「パトリオット」システムを迅速に提供するよう呼びかけた。
「これは私たちにとって明らかに大打撃です！」とゼレンスキーは無念を表し、「毎日300機から400機のドローンに直面していると、ほとんどは撃墜されますが、必ずいくつかは突破します。迎撃能力の欠如は重大な損失につながります！このミサイルには特別なドローン迎撃技術が搭載されていますから。」と述べた。
さらに、ロシアが無人機の生産と展開を加速しており、将来的には一晩で500機以上の無人機を出撃できる可能性があるとも指摘した。ゼレンスキーは、イスラエルがイランに対する攻撃を開始し、イランがミサイルで報復したことによって、世界の石油価格が急騰しており、これによりロシアが石油輸出で得る収益が増加し、ウクライナに対する軍事行動が強化されていると懸念を示した。
