スウェーデンがロッキード・マーチンのAN/TPY-4レーダーを購入し長距離監視能力を強化
軍事サイト「Army Recognition」によれば、スウェーデンはアメリカのロッキード・マーチンから新しいAN/TPY-4レーダーを購入することを決定し、武装勢力の長距離監視能力を強化することを目指しています。スウェーデン国防物資管理局（FMV）は、軍の重要な状況認識と早期警戒能力を向上させるためにこのレーダーシステムを選択しました。
ロッキード・マーチンのプレスリリースによると、このレーダーシステムは、偵察用ヘリコプター、弾道ミサイル、巡航ミサイル、小型無人機などの様々な空中脅威に対応でき、低地球軌道の衛星さえも監視することが可能です。スウェーデンはアメリカとノルウェーに続いて、このシステムを採用した三番目の国となります。
ロッキード・マーチンは2027年に最初のレーダーの納入を予定しているが、具体的な購入金額や数量は公開されていません。AN/TPY-4は「TPY-4次世代陸上対空監視レーダー」であり、新世代のアクティブ電子スキャンアレイ（AESA）技術を採用しており、優れた検出性能を持っています。このレーダーは555kmの360度全周スキャンを提供し、迅速な設置と展開の柔軟性を備えています。
