NVIDIAとデルが米国エネルギー省の次世代スーパーコンピュータDoudnaを開発
NVIDIAのCEO、黄仁勲が米国エネルギー省の新しいスーパーコンピュータDoudnaの発表会に出席しました。Doudnaは、来年発売予定のVera Rubin AIチップを搭載し、デルがAIサーバークラスターを製造、来年の運用開始が予定されています。
DoudnaはAIやシミュレーション計算をサポートするだけでなく、量子アルゴリズムの開発も可能で、NVIDIAのCEOはこれを「科学分野のタイムマシン」と表現し、数年かかる研究を数日で完了させることができると述べました。
このシステムはカリフォルニア州バークレーのローレンス・バークレー国立研究所で発表され、ノーベル賞受賞者でCRISPR技術の先駆者であるJennifer Doudnaにちなんで名前が付けられました。米国エネルギー省によれば、このシステムはデルのインフラを使用し、NVIDIAのVera Rubinアーキテクチャを搭載し、2026年に稼働予定です。
米国国家エネルギー研究科学計算センター（NERSC）の所長Sudip Dosanjhは、Doudnaはさまざまな科学的ワークフローを加速するために設計されており、全米のデータをシームレスに送信してリアルタイムで分析できると述べました。
予想される成果は、前のシステムPerlmutterに比べて10倍以上の科学的成果を生み出し、消費エネルギーは前モデルの2〜3倍に過ぎないとしています。
