トランプがEUとメキシコに30％の関税を課す
アメリカのトランプ大統領（Donald Trump）は12日、EUとメキシコからアメリカに輸出される製品に30％の関税を課すことを発表しました。これは、25カ国に新たな関税を適用する最新の措置で、8月1日に発効する予定です。
4月2日にトランプが初めて等しい関税を発表した際、EUの税率は20％、メキシコはトランプ就任後すぐに25％の関税を課せられました。最新の通知では、両国の税率が引き上げられたことが示されています。特に注目すべきは、トランプがメキシコに送った通知の中で、メキシコがフェンタニルの流入を阻止できれば、関税の調整を考慮すると述べている点です。
EUの今後の対応も特に注目されています。EU執行委員会の貿易報道官オロフ・ギル（Olof Gill）はかつて、EUは関税通知を受け取らないだろうと楽観的に発言し、アメリカとの合意を別の形で結ぶことを期待していましたが、実際には通知を受け取り、税率が上昇してしまいました。
